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  2. リラックスしましょう
「リラックスしましょう

嫌なことや不安なことがいっぱいあって、気持ちが焦ったり、落ち込んだり。

周囲の人は「リラックスしましょう」「落ち着きましょう」「深呼吸しましょう」とアドバイスをくれます。

でも、でも、だって、、、、
考え事や不安が押し寄せてきて
リラックスしたくてもできないんだ!

というのが本音でしょう。

それでも、私たちカウンセラーが「リラックスするように心がけましょう」「リラクゼーションをしましょう」といいます。
なぜなら、リラックス状態は、人が健康に生きていく上でとても大切な状態だからです。

いつも家に居る方が好きで、カウチポテトになりやすい人は、休日を一日ゴロゴロして寝すぎてしまったことで、かえって疲れたなあと感じることもあるでしょう。

真のリラックス状態とは

完全に眠っており何もしない状態や弛緩した状態ではなく、緊張と弛緩の間の一番最適な状態、位置・場において自分自身をおくこと“(平井 久、1993. Pp.13~14)
と定義されています。

これはすなわち、自分をコントロールできる感覚。
リラックスするということは『自己コントロール感覚や能力の獲得および、習慣』と言えるでしょう。

「リラックスできない、2つの間違った思い込み

(1)リラックスは訓練しなくてもできるはずだ

あるリラクゼーションを行ったとき、自分がリラックスできないと感じると「こんなリラクゼーションは効果がない!」とやめてしまうのではないでしょか?
いま一度、先に記載した「リラックスとは」というところを思い出してください。

いま一度、先に記載した「リラックスとは」というところを思い出してください。リラックス状態は
「緊張と弛緩の一番最適な状態」です。

でも、どの状態があなたにとって「緊張と弛緩の一番最適な状態」かがわかってしますか?
その状態では、腕が、筋肉が、力の入れ具合が、呼吸がどの状態にあるときかご存知ですか?
すぐにその状態になれそうですか?

自分のリラックス状態を知って、トレーニングすることが必要でしょう?

スポーツクラブで行われる『ヨガ』には必ず、最後にリラックスする時間が設けられていますよね。
体に神経をいきわたらせポーズをとるトレーニングと同時に、リラックスするトレーニングも必要だと示唆しているのでしょう。

(2)悩みや考え事を解決しない限り、リラックスなんてできない

抑えていない。でも「中途半端」と感じる

「そういうことじゃないの。いろいろ行動しているし、楽しんでもいる。でもなんだか、中途半端なの。

そういうふうに感じることもありますね。

何かひとつのことに打ち込み、それに優れることが正しい人生だと決めたのでしょうか?
それをできる人が最も優れた人だと誰が決めたのでしょうか?
自分が選んできたことや取組んできたことを、「よい選択だった」と思えたらいいですね。

こんなふうに「やりたいことがわからない」という思いには、欲求を抑えた場合とか、今の自分に自信がもてない場合などがありますが、それ以外にも、もっと色々な状況があるのだろうと思います。

いずれにしても、今「やりたいことがわからない」と感じ始めたならば、それは、いままでの自分の在り方に違和感があるということなのでしょう。「自分をみつめるタイミングである」という自分からのサインかもしれません。自分自信をみつめる時間を作ってあげましょう。

結果として「やっぱりいままでの自分でよかったな」と思うことになるかもしれない。それでも、きっと違和感の意味が腑に落ちるようになるでしょう。人のパーソナリティは生涯をかけて成長・変化していくものですから。